ここはパケット研究所。スマホ代と通信品質を、実際に契約して測って確かめるメディアです。今回のテーマは、格安SIMの「ahamo」と「povo」、郊外で選ぶならどっちか。気になって調べている人へ、自分で測った記録をそのまま公開します。
渋谷・新宿・品川のような人が集まる場所は、どのキャリアも混雑で速度が落ちます。これはahamoもpovoも、大手の本家プランでも避けにくい。そこは「仕方ない」と割り切ります。
だから本当に差が出て、選ぶときに効いてくるのは「郊外でちゃんとつながるか」。この記事は、そこを車で回って実測しました。
都心にも行くけれど、ほんのり郊外〜田舎にもよく行く・住んでいる人。車での移動が多く、「街なかは当然として、郊外でも切れずに使いたい」人に向けた検証です。
結論から言います。車で回った郊外5か所では、ahamo(ドコモ)がpovo(au)より明確に電波が安定していました。郊外・田舎での使いやすさで選ぶなら、答えはahamoです。理由を、数字と写真でこれから示します。
この記事では、車で出かける畑・川・海・山・山奥の郊外5か所で、ahamoとpovo(au回線)のアンテナ本数を2台並べて測り比べた結果を、実際の写真とともに公開します。先に結論だけ知りたい人はまとめへどうぞ。
都心が遅いのは仕方ない。知りたいのは“郊外”だった
乗り換えを検討すると、電波のことが気になりますよね。とはいえ、都心の混雑で遅くなるのはどのキャリアも同じ。そこを比べても差はつきません。自分が本当に知りたかったのは、「街なかは当然として、車で出かける郊外でも、ahamoとpovoはどちらがちゃんとつながるのか」。だったら、想像で決めるより自分で測ってしまおう。それがパケット研究所のやり方です。
正直に言うと、自分も1年くらい乗り換えを迷っていた
自分は都市部に住んでいて、移動はもっぱら車。平日は街なかで過ごし、休日は車で郊外までよく出かけます。つまり都市部と郊外、どちらの利便性も気になる暮らし方です。ずっとドコモ系の回線を使ってきたのも、仕事で都心にも地方にも行くからでした。
商談先でナビが止まる、現地で資料が開けない、移動中に圏外になる——これ、仕事だと笑えないんですよね。だから自分にとって電波は「あったら嬉しい」じゃなくて「無いと困る」必需品でした。だからこそ、都市部だけでなく、車で行く郊外でもちゃんと使えるかを、この目で確かめたかったんです。
こんな“あるある”、ありませんか?
- 商談先や外出先で、地図アプリがくるくる回ったまま目的地にたどり着けない
- 移動中に資料やメールがなかなか開けず、相手を待たせてしまう
- 山道や地方に入った瞬間、急に圏外になって連絡が取れなくなる
- 料金は下げたい。でも「繋がらないから安い」では本末転倒だと思う
- ネットの「電波悪い」の声を見て、自分のエリアは大丈夫か不安になる
ひとつでも頷いたなら、この検証はきっとあなたの役に立ちます。
一方で、毎月のスマホ代は正直高いと感じていた。安くしたいけど、品質は譲れない。この葛藤で1年踏み切れずにいました。それなら——自分で契約して、使って、確かめるしかない、と。
まずは契約から開封、使ってみるまでをやってみた
迷っていても始まりません。まずは実際に申し込んでみることにしました。パケット研究所として、契約 → 開封 → 使ってみるの流れを写真で残します。これから乗り換える人が、当日に迷わないように。
ahamo公式から申し込み。やることは本人確認(運転免許証などをスマホで撮って送るだけ)とプラン選択、MNP予約番号の入力くらい。難しい設定や書類は一切なく、スマホ1台で、その場であっけなく申し込みまで終わりました。
数日でドコモから封筒が到着。開封すると、ahamoの利用開始ガイドとSIM台紙が入っています。台紙から取り出したのは、見慣れたドコモの緑色のSIMカードでした。なお、今回は物理SIMを選んだので配送を待ちましたが、eSIMを選べば配送ゼロ。申し込んだその日のうちに即日開通できます(急ぎの人はeSIMが断然ラク)。



SIMトレイに差し替えて、回線切替を済ませれば開通。設定画面でモバイル通信プランが「ahamo」、ネットワークが「docomo」になっていればOK。あとはそのまま普段どおり使えました。


契約から開通まで、想像していたより手間はかかりませんでした。オンライン中心なので、自分のペースで進められます。そして普段づかいでは、普通に使えた。——ただ「使えた気がする」で終わらせたくない。だから次は、数字で確かめることにしました。
郊外でahamoとpovoを実際に計測した
「なんとなく速い/遅い」では意味がないので、測り方を先に決めました。前提どおり、都心の混雑はどのキャリアも遅くなるので測りません。知りたいのは、車で出かける郊外でちゃんとつながるかです。
方法はシンプル。畑・川・海・山・山奥の郊外5か所で、ahamoとpovo(au回線)を2台並べ、同じ時刻にアンテナ本数を見比べました。同じ場所・同じ時刻・2台同時なので、できるだけ公平な比較です。一人でやる検証なのでできることには限りがありますが、見たままを正直に載せます。
結果:郊外5か所で、電波が強かったのはどっち?
では、5か所の結果を見ていきます。下の表と写真は、すべて2台同時に撮影した実測です(左がahamo/ドコモ、右がpovo/au)。
| 場所 | ahamo(ドコモ) | povo(au) | メモ |
|---|---|---|---|
| 畑 | 4G・4本 | 4G・1本 | ahamoはフル。差がはっきり出た |
| 川 | 4G・4本 | 4G・1本 | 川沿いでもahamoはフルの4本 |
| 海 | 4G・4本 | 4G・2本 | 海辺でもahamoがしっかり安定 |
| 山 | 4G・3本 | 4G・1本 | 山あいでもahamoは3本キープ |
| 山奥 | 4G・3本 | 4G・1本 | 山奥でもahamoは3本。安定感が際立つ |
結論から言うと、5か所すべてで4Gにつながり、圏外はゼロ。しかも本数で見るとahamo(ドコモ)が明確に優勢でした。畑・川・海ではフルの4本、電波が届きにくそうな山・山奥でも3本をキープ。一方のpovo(au)は郊外では1〜2本まで落ちる場面が目立ちました。「山奥に入った瞬間に使えなくなる」どころか、車で行く郊外ほどahamoの安定感が際立つ結果です。





つまり、車で行く郊外でこそ、ahamoの安定感がはっきり出ました。電波が弱くなりがちな場所で、安定して4Gが立ち、本数も多い——日常のストレスを左右するのはまさにそこです。料金まで含めて考えれば、郊外でよく使う人ほど効いてくる差だと思います。
速度も実測。ahamoとpovo、2台同時に20回くり返し測り比べた
電波の入り(本数)はahamoが優勢でした。「じゃあ速度は?」——ここも気になりますよね。正直に言うと、この検証のために毎日のように何度もスピードテストとにらめっこしてきました。そして掲載しているのは、ahamoとpovoの2台を同時に、合計20回くり返して測定した結果です。結果は、拍子抜けするくらい一方的でした。
20回測って、20回すべてahamoの勝ち。
1回ずつ並べると、こうなります(同じ場所・同条件で測定。単位はMbps)。
| 計測 | ahamo(下り) | povo(下り) | ahamoの接続先 |
|---|---|---|---|
| 1 | 17.9 | 10.9 | Osaka |
| 2 | 22.1 | 17.7 | Osaka |
| 3 | 27.8 | 19.5 | Seoul |
| 4 | 30.0 | 18.7 | Seoul |
| 5 | 26.1 | 16.9 | Seoul |
| 6 | 20.3 | 16.4 | Osaka |
| 7 | 20.6 | 13.4 | Seoul |
| 8 | 26.6 | 14.3 | Seoul |
| 9 | 31.9 | 9.6 | Seoul |
| 10 | 27.8 | 12.4 | Seoul |
| 11 | 28.5 | 12.3 | Seoul |
| 12 | 27.9 | 14.3 | Osaka |
| 13 | 32.0 | 12.2 | Seoul |
| 14 | 22.2 | 18.0 | Seoul |
| 15 | 23.7 | 20.6 | Osaka |
| 16 | 21.3 | 11.4 | Seoul |
| 17 | 20.0 | 17.4 | Seoul |
| 18 | 28.1 | 21.8 | Seoul |
| 19 | 27.5 | 21.6 | Seoul |
| 20 | 32.4 | 9.7 | Seoul |
※下り速度(ダウンロード)。同じ場所で2台同時に20回くり返し測定(20回目は上のヒーロー写真)。平均はahamo 25.7Mbps/povo 15.5Mbps。
表のいちばん右、ahamoの「接続先」を見てください。20回中15回は、なぜか海外の“ソウル(Seoul)”サーバーにつながっています。サーバーが遠いほど往復の遅延が増え(実際このときahamoの遅延は80ミリ秒前後まで上がっていました)、ふつうは速度に不利です。上のヒーロー写真も、ahamoはソウル接続なのにpovoの東京接続を3倍以上も上回っています。
それでもahamoは、povoが地元“東京(Tokyo)”サーバーで測った数字を、ほぼ毎回上回りました。遠回りのハンデを背負ってなお速い——これは小手先のチューニングではなく、ドコモが回線そのものの速度と容量に本気で投資してきた“地力”の表れだと感じます。
電波の広さ(郊外)でも、速度でも、ahamoが上。「弱い」どころか、むしろ強いというのが、何度も測って出た正直な結論です。






































実際の測定画面です(左:ahamo/右:povo)。全20回のうち、20回目は上のヒーロー写真、残り19回ぶんをここに掲載しています。
「ahamo電波悪い」の正体は、たぶん“都心の混雑”
自分のデータでハッキリしたのは、車で行く郊外でこそ、ahamoが安定して強いということ。畑・川・海でフルの4本、山・山奥でも3本と、本数ではahamoがはっきり優勢でした。少なくとも自分の行動圏では、ahamoが弱いと感じる場面はありませんでした。
ネットで見かける「ahamo電波悪い」という声は、その多くが都心の混雑時間帯・地下に集中しています。でもそれは前提どおり、ahamoに限らずどのキャリアでも起きること。逆に言えば、郊外・田舎での使いやすさはまったく別の話で、そこはahamoに分があった——というのが実測の答えでした。「弱い」と決めつけるより、自分がどこで使うかで選ぶのが正解です。
電波以外のスペックも見ておく
とくに、海外82の国・地域が追加料金なしでそのまま使えること、そして今ならdポイント20,000円分がもらえるのは、長く使う前提だと大きな後押しになります。
こんな人に向いている
ここまで読んで「良さそう」と思った人へ。測って使ってみた正直な感想で、向き不向きを整理します。
向いている人
- 都市部に住みつつ、車で郊外にもよく出かける人
- 海外によく行く人
- 料金はシンプルにしたい人
- 料金は下げたいが、品質も欲しい人(=1年前の自分)
事前に確認したい人
- 店頭での手厚い対面サポートが必須の人(手続きは基本オンライン)
まとめ:郊外・田舎住みが選ぶなら、povoよりahamo
ahamoとpovoを実際に測り比べて出た結論です。都心は前提どおり、どちらも混雑で遅くなる——そこは仕方ない。本当に差が出たのは、車で行く郊外5か所(畑・川・海・山・山奥)でした。ここは両方とも4Gで圏外ゼロ、ただし本数ではahamo(ドコモ)がはっきり優勢——畑・川・海でフルの4本、山・山奥でも3本をキープし、povo(au)は1〜2本に落ちる場面が目立ちました。
だから、都心にも行くけれど、ほんのり郊外〜田舎にもよく行く・住んでいる人が選ぶなら、povoよりahamo。「最高速度」ではなく「どこでも切れない安定性」で選ぶなら、答えははっきりahamoでした。もし迷っているなら、まずは自分がよく行く場所——とくに郊外——で試すのが一番確実です。パケット研究所も、これからも実際に測って確かめていきます。
結局どれがいい? povo・LINEMO・楽天モバイルと比べてみた
「ahamoが良さそう」と言われても、他の格安プランと並べないと決めきれませんよね。そこで、乗り換え先として名前のあがるpovo(au)・LINEMO(ソフトバンク)・楽天モバイルと、料金と機能を同じ目線で並べてみました。比べる軸は、自分が大事にしている「30GBくらいを、安く、品質を落とさず、通話と海外も込みで」です。
| 項目 | ahamo 本命 | povo | LINEMO | 楽天モバイル |
|---|---|---|---|---|
| 月額(30GB目安) | 2,970円 (30GB) | 2,700円 (20GB/30日) | 3,960円 (30GBまで) | 3,278円 (無制限) |
| 回線 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天/au |
| データの考え方 | 30GB一律 (大盛110GBも可) | トッピングで都度 | 10/20/30GBの段階 | 使った分だけ 〜無制限 |
| 通話(5分かけ放題) | ◎ 標準で込み | △ 別550円 | △ 別550円 | ○ 専用アプリで無料 |
| 海外データ | ◎ 82の国地域 そのまま | △ 別トッピング | ○ 別途対応 | ○ 月2GBまで無料 |
| 郊外の電波 (今回の実測) | ◎ 4G 3〜4本 | △ 4G 1〜2本 | 未測定 | 未測定 |
※料金・容量・特典は執筆時点(2026年6月)の税込目安。各社プラン改定やキャンペーンで変わるため、最新は各公式サイトでご確認ください。郊外の電波は本記事の実測(povoのみ比較)で、LINEMO・楽天は未計測です。
こうして並べると、ねらいがハッキリします。楽天モバイルはデータ無制限と通話無料が強力ですが、エリアにムラがあり「品質は譲れない」人には賭けの要素が残る。povoは安くて柔軟な反面、通話や海外がトッピングで別料金になり、今回の郊外実測では本数も伸びませんでした。LINEMOはLINEが使い放題で魅力ですが、30GBクラスにすると月3,960円とむしろ割高です。
そのなかでahamoは、30GBを2,970円・5分かけ放題込み・海外82の国地域そのままを、ドコモ回線の安定(郊外の実測でも4G 3〜4本)で実現しています。「安くしたい、でも通話も海外も品質も全部ほどよく欲しい」という欲張りな条件に、追加オプションなしで一番きれいに収まったのがahamoでした。これが、自分がahamoを選んだ理由です。
あとは、申し込むだけです。手続きはオンラインで完結、やることは本人確認だけ。eSIMを選べば、最短その日のうちに開通します。しかも今ならdポイント20,000円分——このキャンペーンは予告なく終わることもあるので、気になっているなら、条件が良いいまのうちに動くのが正解です。郊外でも安心して使える回線が、たぶん想像よりずっと手軽に手に入ります。
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